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お客様より よくある疑問、質問に対する Q&A 一覧表
〜異音・振動 診断編〜
Q | A |
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1異音が出てきた どの部品の不具合が想定 されるか? |
・通常、異音を出す部品は、ボールねじ、サポート軸受 直動軸受です。この3種類のいずれかと推定できます。 まず、潤滑剤を補充し、異音が消えるか?確認下さい。 |
2潤滑剤を補充したが 異音が消えない どうすれば良いか? |
・ボールねじから発生している場合、そのまま使用続けると、 早々にロック状態まで進行します。 まず、交換要用、ベアリング、オイルシール、ボールねじ、直動軸受を用意し、 交換下さい。 (在庫用意できない場合は、藤城のほうへ連絡下さい。 貴社の対応が早ければ、ボールねじの損傷は、軽微ですみ、 復元は容易です。ロック状態まで来ると、納期もかかり、 復元の程度も、悪くなります。) ・取り外されたボールねじは、廃却せず、貴社にて観察下さい。 @軸のねじ部外径部を白いウエスで拭いて見て下さい。銀白色の薄い鉄片 が、無数に光っていれば、鋼球循環部の部品が損傷し、 鋼球が剥離しています。ーー80%この現象です。 ロック状態前なら、部品製作すれば、修理できる可能性60%程度です。 Aねじ軸が、カラカラに乾燥し、潤滑剤が、まったく無い現象が、見られる 場合があります。 ・潤滑剤用配管無しの場合と、配管あっても、ボールねじに補給無し (配管詰まり)の場合あり ねじ軸の磨耗量が少なければ、修理可能です。 B潤滑剤と切削(研削)液が、混じり、ゴム状にこびりつく現象が、見られる 場合があります。ナット内部では、鋼球が、うまく循環していません。 この場合、分解し、ゴム状異物除去すれば、大体、復元可能です。 C30年前くらいのボールねじでは、ゴム製のシールが、噛み込み異音発生 した、経験あります。−−(過去に2〜3例あり) |
3.クローズドループの機械で テーブルが振動して来た。 何を調査すれば良いか? |
・クローズドループを解除して、バックラッシュを測定して見てください。 バックラッシュがあれば @ロックナットの緩み Aサポートベアリングのガタ Bボールねじナット部のガタ Cボールねじ駆動部のガタ (シュパンリング、タイミングベルト キーとキー溝のすきま ETC) Dボールねじナット取り付けボルトの緩み 等が考えられますので、確認下さい。 |
4.NC旋盤を、オーバーホールし、 ボールねじ等をそのままに、 再組立したら、 異常音 発生した。 何が原因か?確認したい。 どうすれば、良いか? |
・異常音 発生する可能性ある部品@〜Eを、順番に確認ください。 @モーター 機械より取り外し、電源入れ、音確認 Aギヤ モーターを外し、ボールねじナットを、スライド部から 切り離し ボールねじ軸を、回転させ、ナットを、手で支え、音確認 (軸の回転方法、貴社にて工夫し、回してください) ここで、異常音発生すれば、Bボールねじか? Cベアリングか? D摺動部か? Eカバー等の接触部品 です。 機械より順に、取り外し、確認ください。 |